【説明下手を克服!】相手に伝わる説明の3つのポイント

今回は、「頭のいい説明『すぐできる』コツ」(鶴野充茂)より、スッキリと分かりやすい説明ができるようになるためのポイントを3つご紹介します。

こんな人に読んでほしい

・人に説明をすることに対して苦手意識を持っている人

・説明していると、途中から自分で何を言っているのか分からなくなる人

omatsu

説明していると、だんだん着地点がわからなくなることってありますよね…

 

目次

ポイント①:説明は【大きい情報⇒小さい情報】の順

説明は相手に伝わらなければ意味がありませんよね。

相手がどのような説明を求めているのかを考えることが重要です。

そのため、はじめに話の結論(=大きい情報)を述べ、その後に小さな情報付け加えていきます。

 

具体的な例として、サッカー観戦に行った友達に試合の結果を尋ねたとします。

ここで私が聞きたいことは、試合の結果、つまり「何対何でどちらが勝ったのか」ということですね。

この質問に対して、

2対1でチームAが勝利したよ。延長戦までいってチームAが逆転勝利したの。

チームBが最初にゴールを決めたんだ。だけど、その後にチームAも一点決めたの。それで延長戦になってチームAがもう一点決めたから、チームAが勝利したんだよ。

二人の説明のどちらが分かりやすいでしょうか。

おそらく、多くの人は上の女性の説明の方がすっきりとしていて分かりやすいと感じると思います。

女性の説明では、はじめに結果(=相手が求めている情報)を伝えて、その後に補足の説明をしています。

一方で、男性の説明では、最後まで聞かないとどちらが勝ったのかが分からないです。

omatsu

二人は同じことを伝えているはずなのに、話す順序によって伝わりやすさがこんなにも違うのは驚きですよね。

 

つまり、分かりやすい説明をするためには、以下のことをポイントを意識してみましょう。

①相手が求めている情報を理解する

②相手が求めている情報を伝える

③そのあとに補足を加える

ポイント②:冒頭でいくつの話をするのか宣言する

「これから3つの話をしていきます。まず1つ目は~」

このように、最初に話をいくつするのかを伝えるのがポイントです。

そうすることで、聞き手としては頭の中で整理しながら聞くことができます。

具体的な例として、部下に対して仕事を頼む場合を2パターン考えてみましょう。

【パターン1】

上司

まずは書類をまとめて、出来上がったら私のところにもってきてくれ。
そこで私が指摘をしたところを今日中に直しておいてほしい。

【パターン2】

上司

やってほしいことを今から3つ頼むからよく聞いてくれ。
まず、書類をまとめてほしい。
次に、出来上がったら私のところにもってきてくれ。
そして、その時に指摘した部分を、今日中に直しておいてほしい。

【パターン1】と【パターン2】では、【パターン2】の方がわかりやすいですよね。

このように、話をいくつするのかを始めに伝えることで、相手は頭の中で整理しながら聞くことができるのです。

omatsu

最初に話の全体像が分かると理解しやすいです。

ポイント③:短い文章を組み合わせる

長い文章は意味が伝わりにくいので、相手の記憶に残りやすくするために、短い文章を繰り返していくことが大切です。

この上の文章を、短く区切ってみましょう。

長い文章は意味が伝わりにくいです。
短い文章を繰り返していくことが大切です。
そうすることで相手の記憶に残りやすくなります。

どうでしょうか。

下の短い文章の方が頭に入りやすいのではないでしょうか。

できるだけ無駄な部分を省き、簡潔な文章にできるように意識してみましょう。

omatsu

はじめは難しいと思いますが、少しずつ意識してみましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

わかりやすい説明のコツ

ポイント①:説明は「大きい情報→小さい情報」の順番で

ポイント②:冒頭でいくつの話をするのかを宣言する

ポイント③:短い文章を組み合わせて説明

これから、これらのことを意識してみましょう。

慣れてくると、説明することに対する苦手意識も徐々になくなっていくでしょう。

コミュニケーションがうまくいくと、きっと周りからの信頼度もより一層高まっていきます!

 

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