
雑談ってなに話したらいいのか分からなくて苦手…
このような方に向けて、この記事では『超一流の雑談力』(安田正)から、雑談するにあたって今すぐマネしたくなる4つのポイントをお伝えします。
・人見知りな方
・雑談するのが苦手な方



私も雑談が苦手なので、この本を読んで練習しています!
ポイント①:テンポよく話す


雑談をするにあたって、相手に興味をもって聞いてもらうためにはテンポ感が重要になってきます。
テンポの良い話し方のコツとして、一文を短くすることがおすすめです。
たまに、だらだら話していて、結局何が言いたかったの?と聞きたくなるような人っていますよね。



私も一文が長くなってしまい、相手に伝わっているのか心配になることが多くあります…
では具体例を見てみましょう。例えば、昨日買い物行ったときのことを話す場合、



昨日は洋服を新宿まで買いに行ったんですけど、気に入った服がなくて、そこで渋谷まで行って探したんですけど、やっぱりいい服がなかったので、結局新宿まで戻ったので、クタクタになってしまって…
この上の文章は一文が長く、何を言いたいのか分かりにくいです。
これでは、途中で聞く気をなくしてしまいますよね。
それでは、下の話はどうでしょうか。



昨日は洋服を新宿まで買いに行ったのですよ。でも、気に入った服がなくて…。そこで、渋谷に行ったのですが、渋谷にも良い服がなかったんですよ。結局、新宿まで戻りました。そのため、クタクタになってしまって・・・
こちらは一文が短く、テンポが良いため、聞いている側も飽きずにいられます。
また、文が区切られているため、相手もあいづちや反応がしやすいですよね。
このように、人と雑談をするときには、自分が話している文章の一文をできるだけ短くするように意識してみましょう。
そうすることで、相手をひきつけ、興味をもってもらうことができるでしょう。
ポイント②:爽やかに「よろしくおねがいします」


このポイントは雑談力そのものを高めるというよりは、第一印象をよくすることで、その後の雑談をやりやすくするためのものです。
初対面で会ったとき、最初に爽やかに「よろしくお願いします」と言われたらどう感じますか。
ほとんどの人は「いい人そうだな」、「仲良くなりたいな」と思うのではないでしょうか。
このように、爽やかな「よろしくおねがいします」は、第一印象をよくしてくれるのです。
そして、個人的には、今回ご紹介するポイントの中で、まずはこのポイント②を意識するのが良いと思います。
なぜなら、他のポイントは考えることが多く、コツをつかむためには練習を繰り返し行う必要があるからです。
しかし、このポイント②に関しては、初対面の人との会話のはじめに「よろしくおねがいします」と爽やかに言うということを意識するだけでよいため、誰でもすぐに実行できるのです。



難易度が低そうなところから練習していきましょう!
ポイント③:会話の軸を意識する


雑談がこわいと思う人は、「何を話したらよいのか分からない」「話が盛り上がらない」というような悩みを抱えているのではないでしょうか。



私も、話が続かずに気まずい空気になってしまうことを恐れてしまいます。
そんな方におすすめしたい考え方が、会話における「ヨコ」の軸と「タテ」の軸という考え方です。
「ヨコ」の軸:何を話題にするのかということ
「タテ」の軸:会話の深さのこと



昨日は野球の試合を見に行ったんだ。
すごいおもしろい試合だった!



そうなのね。
天気予報では雨といわれていたけど、雨が降らなくてよかったね!
こちらの会話では、男性は「野球」の話をしたけれど、そこから「天気」の話に内容が変わっていますよね。
上のように途中で話題が変わっている会話は、「ヨコ」の会話になります。



昨日は野球の試合を見に行ったんだ。
すごいおもしろい試合だった!



野球が好きなのね。
どのチームを応援しているの?
こちらの会話では、女性は「野球」についての話題を深掘りしていますよね。
話題の深掘りをしているため、こちらは「タテ」の会話になります。
これらのことをまとめると、以下の2つのポイントが重要であるということです。
①様々な話題を振りながら、相手が何に関して興味をもっているのか探る【ヨコ軸の会話】
②相手が興味をもったら、その話題を深めていく【タテ軸の会話】



難易度は高そうですが、一度マスターできると雑談が楽しくなるでしょう。
ポイント④:あいづちの【さしすせそ】


今度は、雑談における「聞き方」についてお伝えします。
聞く側ならば、そんなに問題はないと考える人もいるでしょう。
しかし、ただ聞いているだけでは、相手の心を開かせることはできないのです。
そこで、重要となってくるのが「あいづちの『さしすせそ』」です。
さ:「さすがですね」
し:「知らなかったです」
す:「素敵ですね」
せ:「センスがいいですね」
そ:「それはすごいですね」
どうでしょうか。
確かにあいづちでこれらのことを言われたら、うれしくなってくるのではないでしょうか。
「なるほど」、「確かにそうですね」などのあいづちの代わりに、これらのあいづちを使ってみましょう。
そうすることで、相手を気持ちよくさせ、結果として相手との心の距離を縮めやすくなるでしょう。
雑談力を高めるというと、何を話すのか、どのように話すのかということを考えることが多いですが、上手に聞くということも意識してみるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ポイント①:テンポよく話す
ポイント②:爽やかに「よろしくおねがいします」
ポイント③:会話の軸を意識する
ポイント④:あいづちの【さしすせそ】
これらのポイントを知ることですぐに雑談が得意になるというわけではありません。
しかし、練習を繰り返すことによって、雑談力が高まっていくことが実感できるでしょう。
『超一流の雑談力』では、これらのポイントのほかにも、雑談をするにはどのような内容が適しているのか、雑談から本題へどのように移れば良いのかなど、様々なポイントが書かれています。
雑談を味方につけて、より良い人間関係を築いていきましょう。



