就活が不安で仕方がない…。
あなたもこのような悩みを抱えていませんか?
特にHSPさんは、面接などに苦手意識をもっているといった方が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、就活を終えたHSP大学生(24卒)が、HSPさんにお伝えしたい就活必勝法をご紹介していきます。
一緒に就活を乗り切りましょう!
この記事は、あくまで筆者個人のいち意見であることをご了承ください!
私の就活について
本題に入る前に、私の就活についてご紹介します。
- 24卒
- 国立大学 文系
- 大手SIer企業 システムエンジニアとして内定
ちなみに私は全くのIT未経験でIT系の資格も持っていませんでした!
- 大学3年 6月:本格的に就活スタート
- 大学3年 2月:早期選考にて志望企業から内定
⇒就活終了
就活の感想としては、「まさか、自分がIT系のシステムエンジニアを選ぶことになるとは…!」といった感じです。笑
就活前は、文系だからといった理由で最初からIT系は視野に入れていなかったので自分でもびっくりです!笑
そんな私ですが、自分にとっては納得のいく就活ができたと感じています。
そのため、就活において「こうしておいてよかった!」と思うポイントをご紹介しますね!
本音と建前を意識する
建前…?嘘は良くないんじゃない?
正直な話、就活する中で、全く嘘をつかない・盛らないなんてことはほとんど不可能だと、私は思います。
そして、必要な嘘は建前であると考えます。
ですが、建前ばかりでもうまくはいきません。
建前は使っていい所と使ってはいけない所が存在するので使い分けるようにしましょう。
【建前OK】志望動機・就活の軸
【建前NG】性格/ガクチカ・自己PR
建前OK:志望動機・就活の軸
志望動機や就活の軸を考えるときは、建前ではなく、自分の本音を大切にしてください。
なぜなら、これらは就活をする上で非常に重要なポイントとなるからです。
自分自身に嘘をつくことをしていると、納得のできる就活はできません。
志望理由や就活の軸を考えるときは絶対に本音を大切に!
しかし、面接で伝えるときは建前を使ってもいいと考えます。
例えば、「ライフ・ワーク・バランスが取れるかどうか」を第一優先で考えている学生がいるとしましょう。
しかし、志望動機や就活の軸を聞かれたときに、このことを面接で話したらどうでしょうか?
働く意欲が低いと思われそう…
そうですよね。
面接官は、自社をより良くするために、共に頑張っていく学生を求めているのに、「この学生は仕事に前向きではないのかも」と思われてしまう可能性が高いですよね。
だからこそ、自分の本音は企業選びに使い、面接では建前の軸や志望動機を使うといいでしょう。
もちろん、ライフ・ワーク・バランスが軸であることは全く悪いことでもないし、その想いは大切にしてください!
なお、本音の志望動機や就活軸をそのまま話しても、会社側のニーズに合致していると思われる場合は、もちろん本音を話しましょう!
建前NG:自分の性格
先ほどの「志望動機」や「就活の軸」では、考えるときには本音を大切にして、面接では建前を使ってもいいとお話しました。
しかし、自分の性格に関することは、面接でも正直に伝えるべきだと考えます。
なぜなら、性格を偽るということは、インターンや面接など、常に偽りのふるまいをし続ける必要があるからです。
確かにふるまいを偽るのって難しいかも…。
また、もしも内定をもらえたとしても、それは本来の自分ではなく、偽った自分が内定をもらっているのです。
そのため、入社後に本来の自分には合っていないと感じる可能性が高いでしょう。
後に辛くなるため、自分の性格を偽ることはやめましょう!
でも、本来の自分で挑んでも、内定がもらえる気がしないんだけど…。
あなたもこのように考えていませんか?
私自身、全く同じことを考えていました。
外向性やリーダーシップが求められる就職活動。
内向的で陰から支えるタイプの多いHSPさんにとっては肩身が狭い思いもあるでしょう。
私自身、内向的でリーダーシップを取るのが苦手なのでしんどかった思い出もあります…。
しかし、だからといってHSPさんは全ての企業に受け入れてもらえないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
考えてみてください。
例えば、新入社員全員がリーダーシップに優れた人だったらどうでしょう。
うーん、チームを前に引っ張っていく力はすごくありそうだけど、衝突しそうかも…。
そうなのです。
みんながみんなリーダーシップを持っていればうまくいくわけではありません。
チームにはリーダーシップに優れた人が必要ですが、それと同時にチームを陰から支えられる人も必要なのです。
そのため、「自分は外向的でもなければリーダーシップも取れない」と思い、諦めないで欲しいのです。
あなた自身の強みをアピールしていきましょう!
でも、そうは言っても、自分に強みなんてないよ…。
そういう方は、自分の短所を書いてみましょう。
そして、その短所を長所に言い換えるのです。
長所に言い換えるとき、
「でも長所にすると自分には当てはまらない」
と思わず、ただ言葉を言い換えるといった意識で取り組むのがおすすめです!
具体例としては、こんなものがあります。
短所 | 長所 |
---|---|
ネガティブ | 慎重、用心深い |
気が弱い | 思いやりがある |
1人で抱え込む | 責任感がある |
主体性がない | 協調性がある |
暗い | 落ち着きがある |
これらのように、自分は短所だと思っていても、ポジティブに言い換えることができるのです。
そのため、自分の性格は偽らずに、自信をもって伝えていきましょう!
私が就活生のときは、
短所:行動までに時間がかかる
長所:コツコツ努力できる
と回答してました!
建前NG:ガクチカ・自己PR
性格の他に、ガクチカや自己PRなど、具体的なエピソードにおいても嘘(建前)はNGです。
でも大した結果ないしな…。
確かに就活の本や動画では、「ガクチカや自己PRでは具体的な数値を出して結果をアピールするといい」とよく言われますよね。
そのため、何かすごい実績がないといけないと思ってしまう方も多いでしょう。
ですが、自慢できる実績がなくても大丈夫です。
「もし数字でわかりやすく説明できるなら、数字を使って表現しようか」くらいの感覚で考えるといいでしょう。
確かに数字にこだわらなくていいなら書きやすいかも…!
とはいえ、なかなか具体的なイメージが湧かないですよね。
そこで、私が実際に使っていた自己PRの概要をご紹介します。
○強み:目標に向けて努力できること
○具体例:日商簿記検定2級の取得
・過去問を初めて解いたとき:約30点
・毎日3時間の勉強+隙間時間の活用
・結果:本番では約80点で一発合格
内容自体は資格取得の話です。
ここでは、「毎日どれくらい勉強したのか」と「最初と本番の点数」を数字で表しています。
特に点数に関しては、最初の得点を記載することで、どれくらい大変だったのかをイメージしてもらいやすくしています。
このように、嘘をつかなくとも、どこを数字で示すかを意識することによって、説得力のあるガクチカや自己PRを作ることができるのです。
自分がやってきたことに自信をもって話しましょう!
スケジュールを意識して動く
就活って大学4年生だよね…?
このように考えている学生は要注意です。
確かに、就活解禁日は大学3年生の3月1日と言われていました。
つまり大学4年生になる直前ということです!
ただし、現在は就活の早期化が進んでいるため、この日程を目安に考えてはいけません。
また、就活解禁日まで、何もやらなくていいのかと言うと全く違います。
就活本番前にやることはたくさんあります。
・自己分析
・WEBテスト対策
・志望業界・志望企業を考える
・自己PRやガクチカを考える
・インターンシップへの参加
・面接対策
これらはあくまで一例であり、他にもやらなければいけないことはあります。
不安になってきた…。
だからこそ、私は早め早めに取り組むべきだと考えます。
いち早く取り組み始めることで、不安も抑えられるため、よりよい就活にできるはずです。
特にHSPさんは、じっくりと考えて動くことが得意なため、自分と向き合う時間を作るためにも早く始めましょう!
一例として私のスケジュールをご紹介します。
大学3年6月~9月
会社説明会・インターン(計30社程度)
大学3年10月
早期選考(3社)
大学3年11月
会社説明会・インターン(計10社程度)
大学3年12月~1月
会社説明会・インターン(計20社程度)
早期選考(4社)
大学3年2月
会社説明会(2社)・早期選考(6社)
このスケジュールを見てわかるように、私は就活解禁日より前に就活を終えました。
つまり早期選考で就活を終えたということです!
周りの友達の中の話を聞いていても、恐らく私が一番早かったようです。
もちろん、早いからいいというわけではありません。
是非、周りが就活を終えたからやめるのではなく、自分の納得のいくまで続けて欲しいです。
ただ、心のゆとりのためにも、内定は出来るだけ早めに獲得したいところです。
最初の内定を頂く前と後では、メンタル的にも大きく変わってきます!
私自身、納得した就活ができたと考えていますが、その理由はやはり「早めに動き出した」からだと考えています。
大学3年の6月ごろは、志望業界も全く決まっていませんでした。
ですが、とりあえずいくつかの企業の説明会やインターンに参加したことで、自分に合っていそうかどうかを判断する基準を作ることができました。
私の場合、とりあえず動くことで「自分は早くから就活を始めている」という事実が、不安を抑制する一因となっていました!
分からないから後回しにするのではなく、分からないからこそ早く動き始めましょう!
一人で抱え込まない
就活は人生で初めての経験であり、何をしたらいいのかわからないといった方も多いでしょう。
そんなときに絶対にしてはいけないのが、一人で抱え込んで気分が落ち込んでしまうことです。
一人で悩むと、自然とネガティブになりやすいので注意!
相談相手①:家族や友達
家族や友達に頼るメリットは、自分のことをよく理解してくれていたり、気楽に相談できたりすることです。
「この人なら頼れる」と思える人がいれば、ぜひ相談などしてみてください。
楽しく会話することで、リフレッシュにもなるでしょう!
しかし、注意点もあります。
① 就活がきっかけで仲違いの可能性
② 正しくないアドバイスを受ける可能性
家族(特に親)は、就活が上手くいってほしいという思いから、自分の考えや価値観を押しつけてくる可能性があります。
また友達の場合、相手は順調なのに自分はうまくいかない(逆のパターンも)など、気まずい状況が生じる可能性もあります。
そうなった場合、就活がきっかけで関係性が悪くなってしまう恐れもあります。
そのため、相談するときは相手をよく考えることをおすすめします!
私は大学が違う友達とよく一緒に就活を進めていました!
また、家族や友達は就活のプロではありません。
そのため、相手に悪気がなくても誤った情報が伝わる可能性もあるのです。
そのため、すべてを鵜呑みにするのではなく、自分でも調べてみるなどの意識が必要です。
相談相手②:キャリアセンター
大学には、就活のサポートをしてくれるキャリアセンターが存在します。
そもそも、就活をサポートするための機関であるため、相談するハードルは低いでしょう。
私も就活を始めたばかりのときにお世話になりました!
「まだ就活のこと何も始めてないけど、行って大丈夫なのか?」と不安に感じるかもしれません。
ですが、相手は数多くの大学生の就職支援をしてきた方々です。
あなたの状況に応じたアドバイスを受けることができるでしょう。
キャリアセンターについては、こちらの記事で詳しく説明しているので是非ご覧ください!
【まとめ】HSP大学生の就活必勝法
この記事では、HSPさんが就活をするときに意識して欲しいポイントをご紹介しました。
・本音と建前を意識する
・スケジュールを意識して動く
・一人で抱え込まない
より良い就活にするために意識することはたくさんありますが、まずはこれらを意識して動いてみてください。
そうすれば、きっと納得感のある就活ができるはずです。
あなたが満足できる就活をできるよう応援してます!