アルバイトをしている学生は多いと思われますが、今の勤務時間・勤務日数に満足していますか?
HSPさんは一般の人達よりも疲れやすいため、周りの非HSPさんと同じくらいのシフトでも、かなりの負担になってしまう可能性があります。
この記事では、HSPさんがバイトをするにあたって、一日に何時間、週に何日働くのがちょうどいいのかということについて説明していきます。
・これからバイトを始めるが、どれくらいのシフトで入ろうか悩んでいる方
・既にバイトをしているが、今のシフト量が自分に合っているか分からないという方
大学生全体の平均バイト勤務時間・勤務日数

日本学生支援機構によって発表されている「平成30年度 学生生活調査結果」によると、1週間あたりのバイト勤務時間は以下のようになっています。

このデータから、バイトをしている大学生は週に11~15時間働いている人が最も多いということが読み取れます。
週に2~4日バイトに入っている学生が多いと仮定すると、
週に2日のバイト⇒1回のバイトで6~7時間程度
週に3日のバイト⇒1回のバイトで4~5時間程度
週に4日のバイト⇒1回のバイトで3~4時間程度
このようなバイトの勤務日数・時間が平均的だと考えることができます。
HSPさんにとっての理想的なバイト勤務時間・日数

HSPさんにとっておすすめなバイト勤務時間は3~5時間、勤務日数は2~3日です。
これは、1週間当たりに換算すると週6時間~週15時間程度です。

なぜ週2~3日、1回3~5時間がおすすめなの?
それは、HSPさんは疲れやすい&心配しやすいといった性質をもっている人が多いからです。
例えば、疲れやすい人にとって、1回6時間のシフトを週に4日というのはかなりきついと思われます。
その一方で、1回2時間のシフトを週に1日となると、お金を稼ぐことができず、それに対して不安を感じるでしょう。
そのため、3~5時間で週に2~3日程度(週6時間~週15時間)の勤務が、ちょうど両方のバランスがとれる勤務時間だと考えられます。
週に6時間~15時間にはかなりの幅がありますが、これは自分の体質や生活リズムと相談するのがよいでしょう。



お金を稼ぐことも大事だけど、それよりも自分の時間を大切にしたいなぁ。
このような考えをもつ方は、1回4時間で週に2日というようなシフトがおすすめです。



一人暮らしだからお金が必要なんだよね。
その一方で、こちらのような方は、1回5時間、週に3日というようなシフトを組んでみるのがよいでしょう。
このように、「自分の時間(回復時間)」と「お金」の重要度のバランスを一度考えてみて、どれくらいのシフトを組むのかを決めてみるのがおすすめです。
筆者の体感


筆者はバイトを始めてから1年以上になりますが、時期によって勤務時間・日数が違うことも多くあります。
そこで、筆者の実体験として、どれくらい働いているときにどのように感じるのかをご紹介していきます。
【1日5時間・週1日】
1日働けば、次の勤務が1週間後だということが非常に魅力的です。しかし、その分稼げなかったため、ずっと続けていくのは厳しいと感じました。
【1日5時間・週3日】
私はこれくらいのシフトが多いです。バイト以外のことが忙しくなると疲れてしまいますが、自分の時間と収入のバランスがとれやすいです。
【1日7時間・週3時間】
長期休みのときは、お金を稼ぐためにこれくらいのシフトで入ることが多いです。確かに稼げますが、正直かなり疲れます。
【1日5時間・4日】
個人的には「1日7時間・3日」よりもきつく感じます。シフトが連続で入っていると、「今日も明日もバイトか…」と精神的に疲れやすかったです。
以上のように、私自身は1日5時間・週3日のバイト勤務が個人的にバランスがとれていると感じています。
気を付けるべき点


「少し少ないかな?」のシフトがちょうどいい
例えば、週に2日のバイトと聞くと、かなり少ないように思われるでしょう。
しかし実際のところ、大学の勉強はもちろん、サークルや部活があることもあります。
また、自分の時間、友達や家族との時間も必要ですよね。
そうなると、意外とバイトに費やせる時間が限られてきます。
仮に、あまりにもバイトの時間が少なかったと感じるならば、徐々に増やしていけばいいので、まずは少なめを意識してみましょう。



シフトを入れすぎて後悔するよりも、シフトが少なすぎて後悔する方が、精神的にも体力的にもずっといいです!
できるだけ夜遅くのシフトは入らない
HSPさんにとって、睡眠は一日の疲れを回復させるための重要な時間です。
夜遅くまでのシフトに入り、睡眠不足の状態が続くとなると、体調に影響も出てしまいます。
これからバイトを始める方は、「〇時以降は入れないです」と事前に言っておくとよいでしょう。
既にバイトをしている方も、「できれば〇時以降のシフトを入れないでいただけるとありがたいです」と一言言ってみると、対応してくれるかもしれません。



深夜の時間帯にバイトに入ると給料が高くなりますが、体調を崩しやすくなる・生活リズムが狂うなど、デメリットの方が多いです!
バイト先からの急なシフトの頼みは、毎回受け入れる必要はない
HSPさんは人からの頼みを断ることが苦手な方は多いですが、毎回受け入れていたら相手のいいように使われてしまいます。
そのため、「たとえ用事がなくても、数回に1回は断ろう」と自分の中で決めておきましょう。
バイト先のことを考える方は心が優しい方なのだと思われますが、まずは自分の心身をいたわることを大切にしましょう。
バイト先からの急なシフトに関しては、以下の記事で詳しく解説をしています。
まとめ
この記事では、HSPさんにとって理想的なバイトの勤務時間や勤務日数について解説してきました。
・1回の勤務時間:3~5時間
・1週間の勤務日数:2~3日
今回、上のような勤務時間・勤務日数を提示しましたが、もちろん個人差はあります。
もっと働けるという方もいれば、週1日で精一杯という方もいるでしょう。
最も大切なのは、どれくらい働くのかではなく、自分に合ったペースで働けているのかということです。
そのため、他人の働いている時間と比べず、自分自身のコンディションや生活リズムと相談し、自分に合った働き方を見つけてみてください!



